2011年10月9日日曜日

おだわら環境志民フォーラム開催へ経緯(その2)

11月19日(土)、20日(日)に開催するおだわら環境市民フォーラム開催
にこぎつけた経緯をお伝えし、開催への協賛をお願いしようとするものです。

≪昨年10月末に行われたローカルサミットからの提案≫
洞爺湖サミットを開催した洞爺湖で第1回ローカルサミットが開催されてから、
昨年の第3回ローカルサミットが小田原で開催されました。最終日に小田原地下
街で全体発表会が行われましたが、その際、提案されましたのが「日本列島魚つ
き林サミット」でした。
日本列島の背骨にあたる山々から大小2万本強の河川が海に注ぐこの国土そのも
のが魚つき林だという視点と発想を持って、日本の国土、海洋の保全再生につな
げるという壮大な目的を持って始めようととの気概から提案されたものです。
小田原を中心とする県西地域も、丹沢などの山々が相模湾全体の魚つき林を形成
している。この小田原から第1回魚つき林サミットを開催しようというものです。
ローカルサミットの主催は、NPO法人ものづくり生命文化機構や学生を中心と
したボランタリーの人々に支えられて行われているものですが、これらの人々が
中心となって開催しようとしていました。
無尽蔵プロジェクト・環境(エコ)シティでは、「森の再生からブリの来るまち」
をキャッチフレーズに掲げ、森里海連環という言葉に象徴される魚つき林思想と
もマッチした考え方であり、その開催に協力的な立場でありました。

≪東日本大震災の被災者≫
この提案をされたお一人がNPO法人森は生みの恋人理事長の畠山重篤さんです。
畠山さんは、三陸のリアス式海岸に位置する宮城県気仙沼湾で牡蠣や帆立の養殖
業を営んでいらっしゃいますが、この震災はお母様を失いました。そして、大変
な被災に遭い、結論としては、魚つき林サミットは断念することとなりました。

≪森里海連環の好例、魚つき林≫
今回のおだわら環境志民フォーラムには、小田原を中心とする県西地域が、森里
海といった様々な自然環境の循環により環境と経済が好循環する地域でもあり、
森里海連環の具体的な好例として、魚つき林思想に立った生き方をプログラムに
込められています。

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